人生初のオンライン国際学会に参加した話(代数統計学会)
おはようございますまたはこんにちはまたはこんばんは.半年以上ぶりのカイヤンです.
最後の更新は社会人博士AdCの記事でしたが,AdCなので2019年ですね. あれを書いているころはまさかこんな世の中になるとは思ってもみませんでしたし,在宅勤務もしたことがありませんでした. 今はむしろ年度変わってすぐを除けばずっと在宅勤務しているので,世の中何が起きるかわからないですね.2月末には彼女にもフられたし…….
さて,およそ7か月ぶりの更新ですが,その間にあった大きなこととしては時勢に伴う在宅勤務と博士入学以前の論文や共同研究論文が採択された話とオンライン学会に参加した話があります. 前者2つはコンプラ関係とか特定防止のために割愛させていただいて,オンラインでの国際学会参加について述べようと思います.
以下,本編です.
続きを読む【社会人学生AdC】未回収の博士号【12/15】
おはようございます,またはこんにちは,またはこんばんは.カイヤンです.
今回は社会人学生AdCの12月15日担当の記事です. 社会人博士(社D)は人数が決して多くないため,情報量も多くありません. 社Dを検討している大学の後輩もちらほらいますので,なぜ&どのようにして社Dになったのか,などだけでも公開することで集合知への寄与ができるのではないかと考え,今回のAdCに参加しました*1.
TL;DR
社D進するためには以下の3点がポイントです.
- 社Dが現実的に可能な会社を目指した就活をすることになります.似たスペックの同期よりもずっと落とされることが多くなるかもしれません.
- 会社側だけでなく研究室側の理解も必要です.仕事が原因で研究室に来れないことに寛容でないボスの場合,お互いの不幸が待っているでしょう.
- 仕事がD論に寄与できないことも考え,修士から業績に貪欲になりましょう*2.
カイヤンはまだ博士号を取ったわけではないため必要条件に過ぎないことを注意してください.
記事構成
本記事の構成は以下の通りです.まず,そもそも博士号取得を志す前までの専門や研究に対するカイヤンの思考の変遷を記します.次に実際に社Dのケツイがみなぎった*3経緯を記します.それから,ケツイ後のG(raduated)ルート修士課程の過ごし方,次いで就職後の過ごし方を記します.最後に,現状整理と今後の展望を述べて結びます.実際の過ごし方だけご覧になりたい方は下記の目次を利用して後半以降をお読みください.また,前半のせいで記事の見た目が長くなるのも考え物なので折り畳みを使います.経緯説明のペース配分については,Dを実際に考えている後輩からの次のリプライを参考にしました.この場を借りて感謝いたします.
返信遅くなりました。
— (u・∇)u (@vivid_force42) 2019年12月5日
社Dで不安なこと、現状だとこんな感じです。
・時間の使い方(とにかく数多くみたい)
・研究室のスタッフ、学生との関わり方
・(企業の研究職なので)会社の業務との切り分け(権利関係)
先にこの(意味合いをマージした)6点に回答すると,以下のようになります.
- M1の前期終わり~夏休みころに社Dをケツイした.
- 上長は嫌な顔というほどではない,と信じたい(むしろ心配をかけているかもしれない).PMは応援してくれた.会社として支援制度はなく裁量労働制の中でやり繰りする.
- 平日は基本仕事だが合間を見つけたり帰宅後に研究することがある.休日はやる気があれば頭を捻るが体力気力回復に使いがち.
- 仕事が平穏なら週一で夕方から,繁忙期はなんとかして月一で通う.
- ボス先生とはラボに行く日=面談という関わり方で,それ以外の日は何かあればメールでやりとり.学生室に学生がいれば普通に雑談やディスカッションをするが後輩への教育義務はない.事務方とは特に関わりはない.
- 勤め先と全く関係ない理論研究なため,権利関係や利害関係衝突はない*4.ただし発表時には社名を出す必要があったり,上長に機密情報がないことを確認してもらうフェーズがある.
目次は以下です.
*1:執筆目標の正当化.政治力50消費.
*2:M2の方,申し訳ありません.
*3:I've filled with "D"etermination. Undertaleはいいぞ.
*4:弊社サービスに用いられているロジックの競合手法を肯定する結果となる理論研究していたりもする.これくらい自由.
【IQ1AdC】W理論こと特異学習理論の重要論文公式10本ノック【12/9】
おはようございますまたはこんにちはまたはこんばんは,カイヤンです.
本記事はIQ1 Advent Calendar 2019(主催者 id:chakku000 )における12月9日の記事です.
- 参考:IQ1 Advent Calendar 2018
- 2018/12/11の拙著記事「IQが1のデータ分析:respects いつも何度でも尋ねられること」
おことわり
今回は,ベイズ推論の特異学習理論(Watanabe理論,W理論)についての記事です.IQ1なので数学的に厳密な書き方でないどころか数式が登場しませんのでご了承ください. また,IQ1なために各論文を肯定的に読んでいます(理論が中心の紹介ですが一部の数値実験についても).クリティカルリーディング要素はありません.申し訳ありません.
よりおことわりらしいおことわりはIQ1AdCの雰囲気をぶち壊すので折り畳みます.
以降は論文紹介&IQ1AdCのテンションで書きます.
概要=TL;DR
- IQ1にとってサーベイは大変であるが,渡辺先生のHPに公式10本ノック的なW理論の重要論文が上がっていた.
- 数あるW理論論文のなかでなぜその10本なのか(何がすごいのか)を各論文の概要を説明しつつ考察してみた.
本記事の構成は以下のようになります.
- おことわり
- 概要=TL;DR
- W理論って何?
- なんでこの記事書いてるの?
- W理論公式(?)10本ノック
- 論文1
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文2
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文3
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文4
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文5
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文6
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文7
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文8
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文9
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文10
- だいたいどんな話?
- なぜこの論文?
- 補遺は?
- 論文1
- むすび
- かんそう